まだ見ぬ嫁を探して

東京外国語大学卒。 自由に書きます。 猟山主理 @shurinporin

環境省のビルの玄関ドアをくぐるとそこには、
戦わずとも負けると悟ってしまうほどの強そうな体格の警備員がゲート前に立ちふさがっていた。

瞬時に左へ方向転換し、
その先にはたまたま受け付けがあったので
そこへ行く。

「南極へ行くので届け出を出したいんですが」


受け付けのおばさんからは、

環境省のどこの課のことか
事前にアポをとったのか

などを聞かれたけれど
下調べなしで突撃していた為、まったく答えられず。

事情を説明すると、玄関ドアの前に置いてある電話で指定された内線番号を押せと言われた。

そして電話で対応してくれた方からも、
事前にアポをとったのか聞かれた。

本当に申し訳なかったけれど、
何しろ一刻を争う事態だと思ったから直接来たので

その旨を必死に説明する。

するとお昼のランチ時であるにも関わらず
入館手続きを手配してくれ、省内へ通してもらえることになった。



環境省へ突撃を迫られたきっかけは今朝の1通のメールだった。

懲りずに挑戦していた某クラウドファンディングの運営先から、
申請した旅の企画について審査のメールが来ていた。
審査といっても、結果はまだわからず
どちらかというと企画を正式なクラウドファンディング企画として投稿するためのフィードバックだった。

 その冒頭を読んで一瞬、戦慄が走った。

「南極へ行く際に環境省への届け出は済んでいるか?」

 
すぐに環境省のWebサイトにアクセスし南極の渡航に関するページを読み込む。

どうやら書類を提出しなくてはならないらしく
その申請から受理には1ヵ月ほどかかると書いていた。

出発まで2週間を切っているので、1ヵ月も待てない。

そこで直談判しに来たというわけだ。



省内のエレベーターからおりると
そこには担当の方が待ち構えていた。

てっきり応接室へ行くのかと思いきや、
そのままオフィスに案内される。

オフィスの空間はかなり薄暗く静かで、
ドアを開けたときには一瞬、物置へ案内されたのかと思ったほどだった。

なぜ電気をつけないのか尋ねると、
省内ではお昼の時間は節電の為にオフィスの電源を落としているとのことだった。

ランチに行かずにデスクにいる人もちらほら見えたが
何故かパソコンの画面まで薄暗い。

中には爆睡している人もいる。

きっといつも遅くまで働いているのかな?


それにしても少しやりすぎなのでは・・
とさえ思った。



担当の方は
南極渡航のための届け出として必要な書類をもってきてくれ、
ぼくと現地の旅行会社とのメールのやりとりを参考にしながら

ぼくが乗船する予定の船の名前や運営会社、船籍などを

謎の分厚い冊子の中から見つけてくれた。
 
そしてWebサイトには1ヵ月かかると書いてあった届け出は、
わずか20分たらずで完了した。


これでクラウドファンディングの審査に対する一つの懸念も拭えて、ほっとした。 



 画像2
(奥のビルが環境省:筆者撮影)


天気もオフィス内もどんよりしていたけれど、
中で働く人の対応はとても温かかった。




 
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