まだ見ぬ嫁を探して

東京外国語大学卒。 自由に書きます。 猟山主理 @shurinporin

媚を売るのはやめたんだ
自分らしく生きたいからな。
男性はそう言うと安いアルゼンチンビールをぐびぐびと飲み干した。

男性は店に入ってくると同時にぼくらと同じ席に腰掛ける。
彼は超有名な日本の会社のブエノスアイレス支部長で
別室で日本の本社から来た専務などへの接待をほったらかして声をかけてきた。

(前回の「破産寸前で「金男会」へ潜入」の続き)

  
店のオーナーから
「今日は別室で接待があるから金男会はないんじゃないかな?」
 と言われて30分後くらいのことだった。
もし本当に金男会がないのであればそろそろおあいそしないと破産する。
そう思って帰ろうとするところだった。

来客を告げるインターホンが鳴り、スーツの男性が数名別室へ入って行くのが見えた。
その中の一人は常連らしく、オーナーと言葉をかわしている。
オーナーが、金男会へ参加したがっている2人の若者が来ていると言っているのが聞こえた。

すると男性は他のスーツの人たちのいる部屋へは行かずにこちらの席へやってきた。

今日は接待があるから金男会はないかもしれないぞ
そもそもどこで金男会について知ったんだ?

ここまで来た経緯を話す。
そして話を聞いていると、彼は金男会を取り仕切っているボスのようだ。

するとせっかく来たのに放っておくのはかわいそうだからと、ぼくらの相手をしてくれることに。

ーあの、、接待はいいのですか?

ー媚を売るのはやめたんだ
自分らしく生きたいからな。

・・・

ー自分らしさって何ですか?

自分のやりたいことをすることさ

この一言が、一日の中で強烈に印象に残った。

自分のやりたいことをするには自らの言動に責任が伴う。
今の自分は責任を果たせているのだろうか考えたときに
後ろめたさがこみ上げるようだと、まだまだ全力を出し切れていない証拠なんだろう。


この様な感じで3人でビールを飲みながら話していると
しばらくしてもう一人、某総合商社の支部長がやってきた。

ここ駐在員のネットワークは狭いらしく
ぼくらが午後に某総合商社などの会社へ訪問したことを知っていた。  

一通り社会のしきたりを教えてもらった後、
4人とも体育会系ということもあって部活動の話などをしながら
本当にざっくばらんに会話を楽しんだ。

また、自分の倍以上の人生を全力で生きている人たちの話は迫力があった。


そして気概だけで晩ご飯をごちそうしていただいたものの、
帰りのタクシーで運転手にぼったくられかけたせいもあって
結局ポケットにあった残金の100ペソは消えてしまった。



さて、明日からどうやって飯を食べようか




<今日の美女>
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クラブで出会ったA嬢

 
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