まだ見ぬ嫁を探して

東京外国語大学卒。 自由に書きます。 猟山主理 @shurinporin

二日酔いから始まった朝、大通りの信号の付近で「Rio Grande」と書いた白い画用紙を掲げた。
画像1


車の中の人はみな一瞥してくれるものの、首を横に振ったり
そのまま無視したり、笑いながら過ぎ去って行く。
べたな方法でヒッチハイクを実際にやっている自分がとても恥ずかしかった。

30分ほどすると、1台の車がぼくの手前で減速して通り過ぎたあたりで停車した。
地面に置いていた荷物を急いで持ち上げて車まで駆け足で近寄る。
助手席まで近づくと窓が開いて運転手の男性が

目的地までは連れて行けないけれど、ウシュアイアの出口までならいいよ(スペイン語)

と言ってくれた(はず)。
ウシュアイア市街から出口までは徒歩1時間と聞いていたので嬉しい申し出を断る理由はなく、
即答でお願いした。

大ザックと小キャリーバッグを後部座席にぶち込んで助手席に座る。
車が動きだすと、運ちゃんがすごいスピードで話しかけてきた。
見知らぬ肌の色の違う人と同乗するのはとても不安なんだろう。
拙いスペイン語で自己紹介をした後、相手の質問にただただ相づちを打っていた。
そして5〜10分もすると無事にウシュアイアの出口に着いた。

精一杯のお礼を言って握手をかわすと、運ちゃんは「Suerte(幸運を)」とだけ言い放って足早に去って行った。

これがぼくの人生初のヒッチハイクだった。


出入り口の門の前に行くと2人の若者がヒッチハイクをしていた。
もしかしたらコツを教えてもらえるかもしれない
そう思い、声をかけて話してみることに。


IMG_3651
(ウシュアイアの出入り口)

彼らはドイツ人大学生カップルで、チリを目指しているとのこと。
残念ながら彼らもヒッチハイクは初めてらしく、コツを教えてもらうことはできなかった。

最初3人でヒッチハイクしていたけれど、なかなか車は止まってくれない。
そこで交代でヒッチハイクをすることに。
男2人で脇に座っている間に女の方が道路脇に立つと、ものの数分で1台の車が止まった。

しかも3人ともウシュアイアからRio Grandeという街まで乗せてもらえることに。
おかげで200kmほど北上することができた。




Rio Grandeまで着いたのはいいものの、
降ろされた道路の周りは海と平原しかなくて、しかも車もほとんど通らない。

ヒッチハイクで乗せてもらう車の中でもいちゃいちゃしていたドイツ人カップルと一緒にいるのが申し訳ないから、
一人離れてヒッチハイクをすることに。

天気が雨だったのと海風が強くて寒さが増す。
立っているだけでは耐えられなくなり
街の中心街へ戻るか、それとも北上してサンセバスティアンという街を目指すか迷う。
サンセバスティアンへは70kmほど
もしブエノスアイレスまでヒッチハイクで目指すなら、サンセバスティアンを通過しなければならない。
まぁ不可能ではないなと思い歩いて行くことに。

最初一人でいることに開放感があったけれど、30kmくらい歩いたあたりで時計が20時を回った。
周りには街灯などは一切ないことから暗闇の中を歩く事に不安が生まれ始める。
ケータイとカメラは両方とも充電切れで、雨の中バッテリーを交換する気力もない。


そんな中、一台の車が目の前に止まった。


つづく



<今日の美女>
IMG_2863


ウシュアイアで出稼ぎ中のフロレンシア嬢 
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コメント

コメント一覧

    • 1. あるきはじめ
    • 2014年03月01日 16:12
    • ヒッチハイク、確かに女性だと停まってくれる。でも、女性にしろ、男性にしろ、単独はかなり危険です。運賃がそれほどでないなら、公共交通機関を使った方がいいと思う。気をつけて!!
    • 2. shuri
    • 2014年03月01日 21:13
    • 身にしみてヒッチハイクの善し悪しを実感しました。
      これからは公共交通機関を使う事にします。
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